こんにちは。ykira(@rakipagu)です。
5月も後半。大分暑くなってきましたね。
久々のブログですが、今回はエクセルのVBAを久しぶりに使ったので
その時やったことを書いてみたいと思います。
あ、ちなみに弊社ではWindows用のエクセル(Office365 Business)を使っています。
名前の定義とは?
メニューの「数式」->「名前の管理」で定義できるやつです。
セルの範囲などに名前をつけて、セルにデータの入力規制でその名前を指定すると
ドロップダウンリストで入力ができるようになったりする便利な機能です。
名前の定義のパスが書き換えられる問題
現在のプロジェクトでは、定義用のエクセルと入力用のエクセルが別れて存在します。
つまり入力用エクセルで定義エクセルの範囲を指定して名前を定義しているのです。
そしてそのエクセルは、プロジェクトであるからして複数の人が更新します。
すると元々は正しかった定義用エクセルへのパスが、下記の様に何かの拍子に変わってしまうことがあるのです。
正しいパス ・・・ =[定義.xlsm]定義!$A$10:$A$20 ↓ 間違ったパス ・・・ ='C:\data\excel\[定義.xlsm]定義'!$A$10:$A$20
パスが変わらないように慎重に作業するようにしているのですが
変わったら自動で修正するようにした方が楽だと思ったので、そのような機能をVBAで実装しました。
名前の定義を一括で変更
とりあえずソースです。
Const DefineWorkbookName As String = "定義.xlsm" '------------------------------------------ ' 名前の定義を修正 '------------------------------------------ Public Function FixNameList() Dim Nam As String Dim Ref() As String Dim i As Integer With ActiveWorkbook For i = 1 To .Names.Count Nam = .Names(i).Name Ref = Split(.Names(i).RefersToLocal, "'") If UBound(Ref) > 0 Then .Names.Add Nam, ("=[" & DefineWorkbookName & "]定義" & Ref(UBound(Ref))) End If Next i End With End Function
※これは標準モジュールに書いています。
ループで名前の定義からひとつづつ取り出して、正しいパスに書き換えています。
間違ったパス(絶対パス)になった場合は「定義」と「!」の間に
必ずシングルコーテーションが入っていたので、それをパスが書き換えられているかの判断にしています。
ちなみにこれを、エクセルファイルを開いた時に実行されるようにしています。
これはWorkbook_Openというのを使うと簡単に実装できます。
'------------------------------------------------ ' エクセル起動時 '------------------------------------------------ Private Sub Workbook_Open() FixNameList End Sub
短いソースですが、久しぶりのVBAでなかなか苦労しました。
まとめ
エクセルは便利なソフトです。
少し使いこなせると、例えば連番テーブルのSQL増産とか、ログ分析など
スクリプト組むほどじゃないものがサクッとできたりします。
VBAまで覚えるのは骨が折れますが、なんとなく使えると便利な場面があるかもしれません。
そんな感じで、短いですが今回はここまで。
読んでいただきありがとうございました!
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