こんにちは、gmatsuです。
今年の天気はすごいですね。
梅雨前は猛暑、梅雨はとても寒い、梅雨が明けると猛暑。
地獄のような天候に思えます。
弊社では毎年東京ゲームショウへの参加が義務付けられているのですが(強制)、なんと今年はChinaJoy2019へ参加できる事になりました。
海外出張です!もちろん経費です!!
東京ゲームショウ、E3は知っていても、ChinaJoyをご存知でない方もいらっしゃると思いますので、どのようなイベントなのかの説明から始めたいと思います。
ちなみに私は中国が初海外でした。
上海でのChinaJoy以外の模様は別の記事で記したいと思います。
ChinaJoyとは
「CHINA DIGITAL ENTERTAINMENT EXPO & CONFERENCE」の略で、中国の上海にある「上海新国際博覧センター」で開催される中国最大級のゲーム見本市となります。
世界中からゲーム関連会社が集まり、新作ゲームの発表はもちろん、企業同士の商談、CEDECのようなカンファレンス、e-sportsイベント、コスプレ大会等も同時に開催される正にゲームの祭典となっています。
今年は8/2から8/5までの開催でしたので、8/2から8/4まで参加させてもらいました。
会場までの経路
「上海浦東国際空港」からだとリニアモーターカーで「龍陽路駅」まで移動し、地下鉄7号線に乗り換えて「花木路駅」で降りると最も近いと思います。
リニアの最高速度にもよりますが空港から龍陽路までは10分程度で、そこから花木路までは乗り換えの移動含め15分程度だと思います。
ただ、龍陽路駅、花木路駅はイベント当日は激混みとなります(土日は鬼混み)。
日本のコミケみたいに会場にはコスプレの更衣室が無いみたいですし、花木路駅のホームで化粧とかしたりする人が大量に居ますので、駅の混みはMAX状態になっています。
必要なチケット
公式サイトから購入する事もできますが、正直何書いてあるか分からないし難易度が高すぎたので、友金通商株式会社さん(日本唯一公式パートナー)から購入しました。
今回は「プロ参加者PassA」を購入しました。
正確にはこれはチケットではなく、チケットとの引換券を購入する事になります。
チケット自体は、上海新国際博覧センター横にあるケリーホテル(上海浦東嘉里大酒店)で交換となっています。
日本語が話せるスタッフの方でしたので、安心してチケットの受け取りができました。
BTOB、BTOCエリアに入る事ができるチケットですが、BTOBには「毎日4回」、BTOCには「全期間で1回のみ」入場可能なチケットとなっています。
BTOBは問題ありませんが、BTOCに複数回入りたい場合はBTOC用のチケットを購入する必要があります(ホテルのチケット引換場所のすぐ横で売っているようでした)。
会場近くの施設
コンビニあります!
会場内にはファミマもありますので、自分は朝ごはん肉まんを買いました。
注文時の英語表記も書いてあったのでとても便利でした。
※「お茶」買う時は注意しましょう「无糖」って書いてない物以外は「砂糖が入っているお茶」だと思ったほうが良いです。
ケリーホテル付属の商業施設もありますので、トイレはこちらをおすすめします。
紙、流せますよ!(中国は紙を流せない水洗トイレ多し)
BTOBエリア
「Business to Business」
つまり企業が企業に宣伝するエリアです。
中国の企業はもちろん、日本、台湾、韓国等様々な国の企業が出展していました。
各ブースのカウンターには名刺を入れる為のボックスが置かれており、みんなここに名刺を入れていました。
後から営業の人から電話とかメールが来るのでしょうか?
東京ゲームショウのBTOBエリアは小さいブースの中に机が用意されていて、そこで粛々と商談をするみたいなイメージでしたが、
ChinaJoyのブースは大きい物が非常に多く、2階建てになっている物もありました。
1階はカウンターやゲームの試遊が行えるエリア。
2階は商談スペースのように使用している企業が多くみられました。
またお酒?ソフトドリンク?が飲めるBARまで作っている企業もあり、BTOBエリアなのにBTOCエリアと思えるくらい派手に宣伝していたのが印象的でした。
スタッフの人は基本的に携帯いじったり、ドリンク飲んだり、お昼になるとブース内で弁当を食べながらお客さんが来るのを待っています。
お客の前で良くそんな態度を見せられるな、と思うかもしれませんがこれはお国柄です。
ChinaJoy以外の普通のお店に言っても店員さんはみんなこんな感じなので、特に気にはなりませんでした。
中国のこういうところを見ると、日本が過剰にサービスを行っているようにも思えてくるから不思議ですよね。
初日は商談している人の数は多かったです。
それぞれのブースが忙しそうに対応をしていました。
ただ最終日になると人はかなりまばら(何ならほとんど人いない)。
人が来ないことを見越してか、既にブースを閉じている企業もありました。
人が少ないから周りやすくはあるけど、ブースが閉じていたら来る意味は無いと思うので、回るなら1、2日目の方が良いかもしれませんね。
BTOCエリア
「Business to Consumer」
企業が一般のお客さんに宣伝するエリア、ゲームショウのメインとなるエリアですね。
こちらは初日、2日目、3日目に行きましたが、どの日も大盛況でした。
コスプレやe-sportsのイベントによっては決勝戦などの開催日によって混在状況が変わるようです。
中国の企業はもちろん、Sony、DMM等の日本企業も参加しており、大きなブースを構えていました。
9月の東京ゲームショウでもプレイできそうなタイトルはスルーして、中国でしか遊べないようなゲームを中心にプレイしてみました
(FF7Remakeとかは2時間待ちだったし、TGSでも試遊できそうでしたし・・・)。
展示されている物を見ていく中で、東京ゲームショウと大きく違うなと思ったのは「対応ハード」でしす。
日本ではPS4、NintendoSwitch等のコンシューマ機のゲームが多く展示されていますが、
ChinaJoyでは展示されているハードのほとんどがPCとスマフォ(タブレット含む)だった事がとても印象的でした。
そもそもPS4が中国で発売されたのは2015年、NintendoSwitchはまだ発売されていないので、
PCやスマフォの方が普及している事が大きな理由なのでは無いかと思いました(FPSやMMORPGが人気ジャンルである事も理由の一つだと思います)。
ハードだけでなくソフトも日本とは違い、過去に流行したMMORPGのスマフォ版の展示が非常に目立ちました。
日本でもLineageやラグナロクオンラインのスマフォ版が最近話題になっていますが、同じような流行が中国にもあるようです。
もちろん中国発のゲームも大きく展示されています。
アズールレーン、荒野行動なども巨大なステージでイベントが行われていました。
荒野行動はキズナアイが実況プレイしてました。
ゲームショウだとゲームの発表はもちろん、試遊がメインな感じですが、試遊だけでなくユーザ参加型のイベントが非常に多かったです。
アズールレーンだとお客さんをステージに上げてクイズ大会をやってり、他の企業ではお客さん自体がクレーンゲームのクレーンになるようなイベントが実施されていた。
気になるゲームを黙々と試遊するのも楽しいとは思うが、ユーザ参加型のイベントがあるおかげでとても「お祭り感」のある会場に感じられた。
フィギュア、車等も多く展示されていました。
物販エリアでは販売されている物のほとんどが日本の商品になっており、翻訳等されずそのまま販売されていたのがとても印象的でした。
以前の中国といえば日本のキャラクターをパクって商品化、みたいなイメージがとても強かったですが、日本企業に許諾を得た上でのアプリ化や、商品の販売が行われているようです。
今回会場を回る中で(街中を歩いていてもそうだが)露骨なパクリキャラクターと出会うことはありませんでした(0ではないけど)。
Fate/Ground Oederも非常に人気で、物販の袋を持っているユーザをとても多く見かけました。
大手の企業はイベント用ステージと試遊ができるエリアに分かれてブースが形成されていました(反面がステージ、反面が試遊エリアみたいな感じ)。
前述の通り、クイズ大会などのイベントもステージで行われていましたが、コスプレダンス?や、コンパニオンさんのガールズコレクション的なショーも行われています。
どのイベントも爆音で行われているのでスピーカー近くだと鼓膜が爆発しそうでした。
まとめ
初めてのChinaJoy参加となりましたが、同じゲームイベントである東京ゲームショウとは規模、内容の違いを大きく感じました。
「内容」という点で見ればハードはPC、スマフォがメインになっているという点もそうだし、試遊だけでなくユーザ参加型のイベントも多く行われていること。
「規模」でいえば各企業のブースがとても大きく作られているという点(幕張メッセではあそこまで大きなブースは作れないと思います)。
ただ、企業の数で言えば東京ゲームショウの方が多く感じられました。
ChinaJoyでは1つの企業がブースをどーんと大きく作っているので、そもそも多くの企業が入れない(企業が多くない?)事が理由なのかもしれません。
「新作ゲーム等の発表の場」としてはどちらのゲームショウにも違いは無いが、東京ゲームショウは「試遊の場」、ChinaJoyは「試遊とお祭りの場」という印象でした。
初めての参加、また中国が初めてという事もあり、言葉が分からないから参加型のイベントに参加しづらい、何かQRコードを読み込んで粗品もらったりしているが仕組みが分からない・・・等、全てを満喫できたわけではありませんでした。
言語の壁を大きく感じましたが、次回参加の際は少しでも言葉を覚えて、色んなイベントに参加できるようにしたいなと思いました。
ちなみにコンパニオンさんもとてもキレイな人が多かったです。
この記事が次回ChinaJoyに行く方への参考になればと思います。
では!